企画説明(1)のつづきです。
・「芥川賞計画」は、ネットユーザーのみなさんが出していただいたアイデアと、作家陣によるプロット会議のみで進めます。佐藤の役割は生放送の司会進行と、実際の執筆のみです。内容には一切関与せず、小説だけを書きます。みなさんの手となり足となり文字となります。イタコのようなものと思って下さい。
・目的はあくまで「芥川賞を獲れそうな小説」を作ることです。その目的の邪魔となるのであれば、作家性や文学性、名作や傑作に仕上げたいという欲望は排除します。少なくとも佐藤はそのつもりです。みなさんだけを信じて、芥川賞に挑みます。
・「だったら佐藤友哉が書く意味ないだろ」と思われそうですが、ここでは執筆者である佐藤すら必要としません。なので佐藤の小説を未読でも問題ありません。「佐藤友哉が小説を書くこと」より、「ネットユーザーが佐藤友哉を触媒として小説を書くこと」が重要なのです。このような試みは、まだ誰もやったことがありません。それで芥川賞を受賞できれば、みなさんこそが勝者です。芥川賞を冷静な目で分析し、ぜひ受賞しましょう。
・分析例を挙げますと、昨今の芥川賞の受賞傾向として「時代性とリンクしたものが獲れる」というものがあります。『介護入門』(第131回)は介護問題、『ポトスライムの舟』(140回)は格差社会というように、そのとき社会が孕んでいる問題を先読み、あるいは読み解いたものが受賞しました。
・今のは一例にすぎません。「ほかにもこんな傾向があるぜ!」「こういう小説は受賞が難しいぜ!」などありましたら、ぜひ書きこんで下さい。
・それでは現時点(2010年2月4日)までに、みなさんが作り上げたプロットを紹介していきましょう。
企画説明(3)につづきます。



