本気で嫌がるだろうから名前はふせますが、数年前に新人賞の大賞をとって世に出た若い作家が、今(11年8月現在)、たった1人で大量のサイトに小説や音声や動画を毎日配信し、世界と戦っています。文章だけでなく写真やモデルさんを使っての、新たな発表媒体を模索しています。
おそらく何の後ろ盾もなく、何の保険もないでしょう。まったくの個人で、独力で、執筆からマネージメントまですべて行っているそうです。
そのような人間に対しては、嗤うか応援するか、選択肢は2つだけですが、佐藤の職業的倫理観からすれば、応援するのが当然です。
すくなくとも、自分のフルメイク画像(しかも女装で綺麗)をアップしたり、自作の小説のモデルをさがしに渋谷に行って17歳美少女をスカウト(しかもOKをもらう)なんて、佐藤にはできませんよ。できる人いますか? このなかに。
いや、できればいいってわけじゃないんだ(笑)。
作家になっても、ならなくても、ネットの中にいても、外に出ても、作家になって小説を書き続けても、作家になって書くのを中断しても、毎日は確実に過ぎて、あなたは老いる。
佐藤だって30歳になる世の中ですから、どうやら例外はないみたいですよ。ええ、びっくりしました。自分だけはいつまでも若いって、無条件に信じていたからね。
『芥川賞計画』は、このような結果になりましたが、佐藤個人の『芥川賞計画』も、みなさんの『芥川賞計画』も、まだはじまったばかりです。この星にあるすべての芥川賞にむけて、それぞれ別の場所で……あるときは一緒に仲良く……がんばっていきましょう。
さあ、あと片づけは終わった。
まだちょっと散らかってるけど、まあいいよね。
じゃ、また明日。おやすみなさい。





